アッシジの精神

 

宗教間対話

平和の建設は宗教間の対話を推し進めることと不可分です。
1980年代から聖エジディオ共同体は世界の宗教間の対話に尽力してきました。
また世界の宗教の代表がさまざまな分野の人びとと顔をあわせ、話し合う機会をつくっています。
それは異なる宗教的伝統の間で平和の価値を認めあうことを可能にします。
宗教者どうしの対話に加えて、真のアイデンティティを求めて協働する動きが生れ、多くの市民団体の代表が宗教の代表者との討議に参加し、今日的な課題について話し合うようになっています。

2014年9月7日-9日: アントワープ大会

 

3日間のプログラム(部分)

http://santegidio.be/pif/en/info/programme_en/

 

 

 

 

世界の宗教者による平和の祈りの集い (1986年~)
http://blog.goo.ne.jp/c-santegidio-japan-n2013/e/d992eb817d05db820622d2b8bc46dfb1

assisi

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が1986年に呼びかけた「アッシジの祈りの日」を引き継いで、聖エジディオ共同体は1987年から毎年、平和の祈りの集いを開催してきました。

500人におよぶ諸宗教の代表や政治家・ジャーナリスト・NGO代表らが全体会や個別のテーマを話し合う分科会に参加します。そしてその最終日には諸宗教の代表者が署名する平和宣言を採択します。


平和の祈りの集いは、多様な宗教と文化の対話を促す重要な機会となります。ときには平和構築の「作業場」にも発展します。この集いは宗教が現代社会にあっても価値ある役割を担えることを示しています。

対話と共生の勇気があれば、宗教は現代社会に挑戦し、平和をかなえるという夢を実現することができるはずです。それは多くの人たちの気持ちです。若者たちを含む数千の人たちが毎年、この平和の祈りの集いに参加しています。

 

聖エジディオ共同体による平和と宗教間対話への取り組みは、当初からローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の明快で力強い支持を受けました。教皇は1998年にブカレストで開催された「世界の宗教者による平和の祈りの集い」に次のようなメッセージを送っています。

 

 

「皆さんの取り組みは、『アッシジの精神』と私が呼んだものであって、平和をあらゆるところにつくりだす新たな力となり、多くの人に知られるものとならなければなりません。新しい扉が開かれたのです。聖エジディオ共同体は勇気をもって取り組み、多様な宗教と文化の人びとが参加する集いを実現しています」

教皇ベネディクト16世は2009年9月6日のクラクフ(ポーランド)における「世界の宗教者による平和の祈りの集い」に向けてそのアンジェルスの祈りのなかで次のように述べました。

「クラクフで開かれた『世界の宗教者による平和の祈りの集い』に参加する皆さんに心からご挨拶します。
第2次世界大戦の開戦から70年を経た今日、わたくしたちはこの歴史上もっとも悲惨な戦争ともいえる惨劇を思い出さなければなりません。この戦争は1000万人以上の死者とはかりしれない悲しみをポーランドに招きました。また戦慄すべきホロコーストと無辜の多数の人びとの殺戮を引きおこしました。
この出来事の記憶が犠牲者といまも心と体に傷を負う人びとへの祈りへ私たちを導いてくれますように」

「宗教が果たせるし、果たさなければならない重要な貢献は寛容と和解を推し進めることです。
同時に、暴力や人種差別、全体主義あるいは過激主義に反対しなければなりません。それらは、神に似せてつくられた人間を卑しくするものであり、神の計画を覆い、ついにはいのちを否定するにいたるからです。
わたくしたちが神の平和のうちにあって、お互いに愛し合い、理解しあうことからはじめることができるよう神に祈ります」

 

 

http://blog.goo.ne.jp/c-santegidio-japan-n2013/e/11ffd04cfc6a2672d994d847484eb22c?fm=entry_awp

「世界の宗教者による平和の祈りの集い」に参加した方々の声を再録します。

ブトロス・ブトロス・ガリ 元国連事務総長 (マルタ、1991年)

「国連の活動は神の啓示をただ応用したというものではありません。それは流血と殺戮の舞台となっている中東や他の地域で有効に働き、長く持続するような国際的な合意にもとづくものです。宗教はこの問題に力を合わせて、多様なやり方で取り組むことができるはずです」

ジョルジョ・ナポリターノ イタリア大統領 (ナポリ、2007年)

「各人が信念を曲げることなく、それでいて相互理解や出会いを促すのが会合や対話です。それは平和裏に共生しあえる唯一の道です。それはまた個人的な思い込みや部分的な真理という隘路、不寛容と暴力の道に反対します」

庭野日鑛 WCRP日本委員会理事長 (バルセロナ、2001年)

「わたくしたちは1つの家族です。人間の生命はより大きないのちの一部であり、これに支えられています。他者の喜びと苦しみは私たちに戻ってきます。神と仏の名によって共生の文化を一緒になって築きましょう」

ミハイル・ゴルバチョフ 元ソ連大統領 (ミラノ、1993年)

「今日最も大きな問題は、悲劇的な状況にまで広がった人間の道義的な低落です。わたくしたちは人間の柱をなす精神的な価値を見失いつつあります。しかし、それでは人間的な生活はできないでしょう」

リタ・ボルセリーノ 反マフィア運動家 (パレルモ、2002年)
「わたしは兄がマフィアの爆弾で殺された通りにいまも住んでいます。爆弾であいた穴の跡にはベツレヘムのフランシスコ会から贈られたオリーブの木が育っています。事件の一周忌に、母が平和と和解のしるしとしてそこに植えることにしたのです。そのしるしとなるに違いありませんが、それも私たち次第なのです」
ジョゼ・マヌエル・バローゾEU委員長 (クラコフ、2009年)
「わたしは次のようなヨーロッパを信じています。それは諸国民をプロジェクトの中心に据え、諸価値をヨーロッパ以外の国々との関係の中心におきます。可能な限り人間を重んじた開発とすべての人間の発展を推し進める、そのようなヨーロッパです」
ダニエル・ミッテラン 仏人権活動家 元大統領夫人 (ローマ、1996年)
「市場経済の粗野で無慈悲な競争と拝金主義という現在の世界を動かすシステムは人類と地球環境を破滅させつつあります」
緒方貞子 元国連難民高等弁務官 (パドヴァ・ヴェネツィア、1997年)
「われわれの役目は敵対を平和な出会いに転換することでなければなりません。難民の受け入れ国が難民を冷遇しない環境をつくりだす活動を支援することです。難民を出した国は帰国者に平和と安定に寄与できる手段を与えることです」
このほかにも多くの方々が参加しています。

ファイサル・フセイン (アッシジ、1994年)
マリオ・ソアレス (アッシジ、1994年)
故シスター・エマヌエル (パドヴァ、1997年)
エシュガレ枢機卿 (エルサレム、1995年)
コラソン・アキノ (フィレンツェ、1995年)
タデウス・マゾヴィエツキ (アッシジ、1994年)
マルティーニ枢機卿 (ミラノ、1993年)
レヘ・ワレサ (フィレンツェ、1995年)
ヘルダー・カマラ (ブリュッセル、1992年)
テオクティスト (ブカレスト、1998年)
エミル・コンスタンティネスク (パドヴァ・ヴェネツィア、1997年)
ロアン・ウィリアムズ (ナポリ、2007年)
イョルディ・プホル (バルセロナ、2001年)
イングリッド・ベタンクール (キプロス、2008年)
ブロニスラフ・ゲレメク (パレルモ、2002年)
スザンナ・タマロ (パドヴァ・ヴェネツィア、1997年)
シスター・ヘレン・プレジャン (ブカレスト、1998年)
エル・ハッサン・ビン・タラル王子 (リスボン、2000年)
イスラエル・メイア・ラウ (アウシュヴィッツ・ビルケナウ、2009年)

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